引き寄せの法則というのは、紙に書いて幸せをイメージして願っているだけでは幸せは引き寄せられてきません。
イメージから湧いてくる直感に従って「行動」をすることによって、望んだことが起こるようになっているんですね。
そう言われても・・・
・直感が湧いてやろうと思っても、なかなか行動できない
・今の自分から変わりたいのに変われない
こんな悩みを持っている人が大勢いるのも事実です。だから、多くの人が引き寄せの法則を知っていても、現実が変わらないんですよね。
私たちには、コンフォートゾーンと言うものがあります。
コンフォートゾーンとは、自分が快適で安心していられる場所、居心地のいい場所のことをいいます。
不安になったり心配のいらない行動などはコンフォートゾーン内にいることを意味しています。
人が変わりたいのに変われない、行動できない理由はこのコンフォートゾーンに隠されているんですね。
私たちの脳は、変化を嫌います。今までやったことがないことや、予測できないことなど、本能が「これをやったら危ないよ。慣れ親しんでいることをやった方が安全だよ」と危険を察知して、安心な場所に留まらせようと働きます。
だから、いくら変わりたい!と思っていてもなかなか行動できないという結果になってしまいます。
さらに、このコンフォートゾーンには人それぞれに範囲があり、その範囲はあなたが勝手に決めたイメージからつくられています。
例えばママ友にランチを誘われた時、
「今日はフレンチ食べにいこ♪」
と言われて
「え?!ランチ代いくらだろう・・・」
と不安になって、ランチに行くのをためらいます。
自分の中で、「ランチの値段は1000円」というイメージがあると、「フレンチを食べに行く」と聞いた瞬間に「え?!フレンチっていくらするんだろう・・・」と抵抗した気持ちになってしまいます。
これが、過去に一度でもフレンチのランチを食べに行った経験があれば、だいたいの値段の検討がつくし、行ったことがあるからどんな感じなのかわかるから安心~という気持ちになり、素直に「いいね!フレンチのランチ行こう!!」と返事ができますよね。
あなたの過去の経験や、それらのイメージによって、コンフォートゾーンは狭かったり広かったりします。
コンフォートゾーンが広ければ広いほど、安心していられる場所、居心地のいい場所の範囲が広くなるので、行動できることが増えていきます。
ですから、変わりたい、でも行動できなくて変われない、という人は、このコンフォートゾーンを広げていく必要があります。
では、コンフォートゾーンから外に出た時の感情を感じてみてください。
・普段、はかない短いスカートをはいた時
・普段着ない色の服を着た時
・子どもをつれて公園デビューした時
・はじめてママ会に参加した時
・普段いかない高級スーパーに行った時
など、今までと違うこと、初めて行く場所や会う人など、そういうシチュエーションをイメージしてみると、とても居心地が悪く感じると思います。
居心地が悪いから、不安になり、心配になり、結局は安心で居心地のいい場所「コンフォートゾーン」に引き戻されてしまい、結局変わりたいのに変われない現実がやってきます。
居心地がいいことは悪いことではありません。
でも、現状を変えたいと思って引き寄せの法則を使おうとしているあなたですから、この安心で居心地のいい自分の箱から飛び出せなければ、今の現実を変えることはなかなかできません。
成功と不安、そして自己不信の感情が混ざっている時、つまり居心地が悪い場所に身を置いた時にあなたは人間的に成長できます。はじめての事、ちょっと難しいことにチャレンジした後に大きな達成感を味わう事ができ、そして自信がつきます。
ではどうしたらコンフォートゾーンからでられるのでしょうか?
普段自分がしないことをする
ことです。
もっと具体的に言うと、
「その行動をする時に、心臓が飛び出しそうなくらいドキドキしてしまうことをする」
こと。
たとえば、
コンビニで値引き交渉をする
自分とタイプの違うママに声を掛けてみる
子どもの園や学校の役員に立候補する
憧れの人にメールをしてみる
旦那に「愛している」と言ってみる
など、やってみよう!と思って「うっ」となってしまうことをがんばってやってみることです。
今までとは違ったこと、やったことのないことなど、居心地の悪いこと、小さなことに少しずつチャレンジして「できた」ことを経験していくことで、成功体験がどんどん増えて、その瞬間、 自分の箱から脱出できます。
学生時代に、全校生徒の前で代表の言葉を言った経験ってありませんか?
心臓が飛び出そうなくらいドキドキしましたよね。
ああいうドキドキする体験が、人を成長させているんです。
私の場合、幼稚園の役員決めの時に、本当だったらみんなの前に立つなんてできないのに
「私、やります」
と言って手を挙げた瞬間から「できない」から「できる」に変わりました。みんながやりたがらない役員を経験することで、自分のコンフォートゾーンが広がり、役員になっても大丈夫、問題ない。という安心のおかげで、毎年やってくる役員決めが恐怖ではなくなりました。
起業家から誘われていったビジネスミーティングで、自分のセルフイメージをあげることができました。
自分にとって居心地の悪い場所、居心地の悪いことに飛び込むことで、どんどん成長していき、それによって望んでいるものを引き寄せることができるようになります。
そうはいっても、自分にとってチャレンジするものが何なのかがわからないという人もいるかもしれません。そして、チャレンジしようと思ってもやっぱり行動できないという人もいます。
ではなぜ行動できないのでしょうか?
それは、あなたが勝手に作ってしまったイメージのせいで行動できないんですね。
たとえば、さっきの役員の例でいうと、
「役員の仕事は大変。人間関係も悪くなったら最悪。とにかくめんどくさい。」
誰かにこんなことを聞いて、「役員」のイメージがあなたの頭の中に出来上がってしまっていますよね。
人は、どんなものにもイメージを作ってしまいがちです。
それは、人から聞いたことやあなたが見て感じたイメージかもしれません。そのイメージが一度出来上がってしまうと、他の部分や他のことが見えなくなってしまうんですね。
「役員」は確かにやることがたくさんあって大変かもしれない。でも、そこで出会ったママと一生付き合えるような関係になれるかもしれないし、普段見ることができない園や学校での子供の様子を近くでみることもできる。先生と仲良くなることもできる。
悪いことばかりではないんですよね。
イメージというのは、人によって全く違います。だから、自分の中で作られたイメージを壊すためには、いろいろな人にやろうとしているもののイメージを聞いてみたり、違う角度からそのことを見てみたり、自分のイメージを疑ってみたりすると、物のみかたやそのもの自体のイメージがだんだん変わってきます。
いいイメージがあれば、行動することができるし、自分が勝手に作ってしまったイメージを壊すと、それによって新しいチャンスや新しい未来がみえてくるようになります。
あなたの幸せな未来を作るための行動は、
自分がなんとなくこれをやってみたらおもしろいんじゃないかな?
と思っていることをどんどん書き出して、それをやってみること。
やったことがないけど、やった方がいいかもなー、やってみたらおもしろいかも、楽しいかも。ということを少しだけやってみてくだい。
ちょっと掃除をし始めたら、やめられなくなってしまった
というように、ちょっとだけやってみると、案外すんなり行動できるようになります。
引き寄せの法則は、直感に従った行動をすることがカギ。
あなたのコンフォートゾーンをどんどん広げて、チャンスを受け取る準備、幸せを受け取る準備をしていきましょう。
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