あなたは、一つの出来事があったときに、それを決めつけたり、思い込んだりしてしまいますか?
たとえば、旦那にお願い事をしたとき、1回だけ断られただけなのに、「旦那は私の頼みを聞いてくれない。冷たい人。」と決めつけたり、新しいことにチャレンジした時、1回目でうまくいかなくて「私って何をやってもだめだ~」と思い込んだり。
私たち人間は、すべてを固定化する傾向にあります。
なぜかといえば、脳の機能として「変化」は危機を表すものととらえます。脳は変化を嫌うものですので、固定化して安心を得ているのです。
例えば、他人を見る時に、
「この人は冷たい人」
「この人は誰にでも優しい人」
「この人はいつもニコニコしている人」
などと決めつけますよね。
そうすると、たとえその人の違った一面があってもそこには目がいかないわけです。
挨拶をしても無視された
という現実だけをみて固定化すると、「この人は私のことが嫌い。私もこの人は苦手だ。」と決めつけていると、その人はずっと自分にとって「嫌いな人」で居続けることになります。
でも、固定化しなければ、「私の声が小さくて聞こえなかったかも?」などと思えて、その人のことを「嫌いな人」にしなくてすみます。そして、その人が自分にいい情報をもたらしてくれる可能性だってあるのです。
例えば、自分が太っているなら
「私は太っている」
と決めつけます。
お金がないなら
「私にはお金がない。貧乏だ。」
と決めつけます。
旦那がなにもやってくれないなら
「旦那がいるだけでストレス」
と決めつけます。
こうやって、すべてのことを決めつけてみてしまうと、そこから変わることができないという枠にがっちりはまってしまうんですね。
ですので、自分がなにかもっと変わりたいと思っても、そのがっちりはまった枠に引きもどされてしまいます。
ではどうしたらいいのかというと、
「すべてのプロセスは流れている」
と意識するようにしてください。
先ほどのたとえでいえば、
「私は今まで、好きなものを食べ、運動もしなかった結果、太ってしまったけど、これからは痩せることができる」
「私は、今はお金がないと感じるけど、自分で稼ぐ力をつけて、お金をたくさん手に入れられる」
「私は今まで旦那のことをストレスと感じていたけど、これからはもっと旦那のいい部分を発見していける」
というように、
今の結果は過去の行動からきたものにすぎない。未来はこれからの行動によってかえることができる
という思い込み(セルフイメージ)を持つことによって、がっちりはまった枠から抜け出し、どんどん変化していくことができるようになります。
流れるプロセスがあることを理解すれば、固定化することなく、自分は変わることができると信じられるはずです。
固定化しなければ、いろいろな側面からみることができるようになるので、人間関係がうまくいったり、そのほかのチャンスもどんどん広がっていきます。
そして、思い込みというのは、自分が思っている自分、つまりセルフイメージ。
セルフイメージは、あなたの人生をすべて作っているものなので、マイナスの思い込みは今すぐやめて、言葉のクセ、心のクセをいい方向に変えていきましょうね。
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